川口脳神経外科リハビリクリニック
「3大成人病を含めた予防医療」「脳ドックによる予防」「リハビリテーション」の3本柱がメインで活動されている大阪府枚方市のクリニックです。また、近年では健康経営のサポート事業が開始となり、自社だけではなく、多くの企業様の健康をお守りしています。
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LE_PONTmediaでは、健康経営に取り組む「働きやすい職場づくり」に挑戦した企業様を取材しております。
今回は「川口脳神経外科リハビリクリニック」の健康経営担当者の金さんを取材させて頂きました!
- 川口脳神経外科リハビリクリニックが大切にしていることは?
- 自社が健康経営のロールモデルに!
- 健康経営で感じた驚くべき効果とは?
川口脳神経外科リハビリクリニックについて
地域に密着した医療を届けてまいります!
当院では地域に密着した「かかりつけ医」として、たくさんの人々の健康をお守りするべく全力を尽くしています。「3大成人病(高血圧、糖尿病、脂質異常)を含めた予防医療」「脳ドックによる予防」「リハビリテーション」の3本柱がメインの活動です。
私は理学療法士であるため、脳卒中や神経難病の患者様のリハビリをしています。その中で、最大限の回復ができるようにサポートしていますが、一方で予防の重要さもより強く感じますね。そのため、地域での介護予防教室やフィットネスも行い、様々な取り組みを通して地域の皆様の健康をお守りしています。
健康経営のサポートも合わせて実施中です!
当院は健康経営のサポート事業も行い、従業員の健康を守り、企業の成長を支援しています。医療従事者が企業へ向かうことで、従業員の健康をサポートすることが可能です。
主に「労働生産性・生産損失額のデータ分析」「出張整体」「ボクササイズやピラティスなどのグループ体操」「健康セミナー」を中心に行っています。また、理学療法士や作業療法士、管理栄養士の国家医療資格保有者。健康経営エキスパートアドバイザーの資格保有者が実施するため、専門性と安全性を兼ね備えて取り組むことができます。
そのため、企業のニーズや従業員の特徴に合わせたプランを作成することが可能です。アウトカムな設定、オーダーメイドのプラン作成ができますので、興味のある企業様はお声掛けください。
\ 川口脳神経外科リハビリクリニックの! /
健康経営を始めたきっかけを教えてください
まずは自社がモデルになるべきだと考えました。
私たちが健康経営を導入しようとしたきっかけは、健康経営優良法人の存在を知ったことにあります。この制度を知ったことで、自分たちのクリニックでも従業員が健康的に働ける環境を整えることの重要性を認識しました。
また、クリニック自身が健康経営サービスを企業に提供するにあたり「まずは自分たちがそのモデルとなるべきだ」と考えたんです。そして、クリニック内で従業員の健康を確保し、働きやすい環境を整えるため、健康経営の取り組みを始めました。
提供しているサービスを従業員にも取り組んでいただいています。
健康セミナーでは、腰痛や肩こりに関するセミナーや健康全般に関する啓発セミナーを実施しています。これにより、従業員が日常生活の中で実践できる健康管理の知識を身につけることが可能です。
また、グループ体操では僕がプロボクサーであるため、ボクササイズを中心に運動に取り組んでおります。従業員が自宅でも簡単に続けられるようなものを推奨し、運動を継続中です。
このように当院の実践をもとに、健康支援サービスを追及してきました。そのため、より説得力のある健康経営を他の企業にも提供することが可能です。これからも、効果的なものを企業様に届けられるように、まずは自社から健康にしていきたいと思っています。
始めてみた感想を教えてください
従業員に寄り添ったプログラム設計をすることが大切なことに気づきました。
健康経営における取り組みは多くの効果を生み出しましたが、その中でもいくつかの失敗談や課題も経験しました。
特に健康セミナーでは伝えたい情報が多すぎて、一度にたくさんのことを説明しようとしてしまったんです。その結果、情報がうまく伝わらず、スタッフにとっては何も頭に残らない状況になってしまいました。
また、業務後のセミナーとなると、脳は疲弊していて情報が入っていきません。そのため、長時間の説明は効果が薄れやすいという反省がありました。
資料の文字数を圧倒的に減らしてみました!
色々な反省点を踏まえ、情報をシンプルかつわかりやすく伝えるために資料を工夫するようになりました。文字情報を減らしたり、写真や図を多用することで視覚的に理解しやすい資料を作成してみたんです。
また、体を使った体験ベースの取り組みを入れることで、従業員が自宅でも簡単に続けられるように設計しました。すると、コミュニケーションの活性化や満足感が高まり、伝えたい情報を伝えられるようになったかと思います。
私たちはこの経験から、従業員の気持ちに寄り添ってプログラムを設計する大切さを学びました。届けたい情報をしっかりと届けるために、従業員の目線に立って、これからも社内の健康をサポートしていきたいと思います。
効果的に感じることについてを教えてください
他職種間のコミュニケーションが増えました。
当院では健康経営の取り組みとして、月1回の頻度で健康セミナーや運動指導を行っています。導入後から他職種間のスタッフコミュニケーションが活発になりました。
以前は業務の伝達が主なコミュニケーションとなっており、他職種でプライベートのお話をする機会はなかったかと思います。しかし、健康経営をきっかけに「オススメのダイエット方法はある?」「子どもに筋トレを勧めたい!」など、個人的なコミュニケーションが増えるようになりました。
このことにより、業務でのコミュニケーションもより円滑になったというお声があがってきています。クリニック全体での会話が増え、従業員同士が話しかけやすい環境が整い、業務の効率も向上しました。
また「腰痛がかなり楽になったよ!」という嬉しい声も聞こえてきていますね。
以前は事務作業中に使用していた椅子が合わず、腰痛が悪化しているという場面も見られてました。そのため、理学療法士の視点から背もたれのある適切な椅子を選定したり、高さ調節も1人1人が合わせられるように指導を実施。
すると、腰痛改善はもちろんですが、作業に集中できる方も増えていきました。医療従事者による専門性を活かし、環境を整えることに成功したんです。
結果的に「コミュニケーションの活性化」「腰痛改善」「プレゼンティーズムの減少」と様々な効果を実感できました。これからは、1人1人のニーズに合わせた対策が重要になってきます。アンケートや面談を重ねながら、より良い健康経営に挑戦中です。
活動に詰まっている想いを教えてください
健康経営優良法人を毎年取得していきたいです。
当院では、過去2年間にわたり健康経営優良法人の認定を取得しています。今後もこれを継続し、毎年取得を目指していくことが一つの大きな目標です。
健康経営を通じて、従業員の健康意識を高めながら「健康で!働きやすい職場!」と思っていただけたらと思っています。従業員のモチベーションを維持し、仕事もプライベートも充実できる方が増えたら嬉しいです。
1人1人がパフォーマンスを発揮できる職場にしたいですね!
そのためにも、プレゼンティーズムをしっかりと分析し、生産性の向上を目指していきます。具体的には、前年より10%の生産性低下割合の改善を目標に掲げ活動中です。これを達成するために、従業員に対して定期的な評価と対策を行っていきたいと思います。
また、離職リスクを低減することも同時に目指しています。今まさに、健康経営を通じてコミュニケーションが活性化している時です。日常的なコミュニケーションを促進することは、従業員のストレス軽減にもなると信じています。
だからこそ、現状のいい職場の雰囲気を維持していきたいです。そうすることで、離職率の軽減にも繋がると思いますし「ここで働きたい!」と思える未来の新入職員が現れると思います。
現状に満足せずに、より働きやすく・働きたくなる職場づくりを実現していきたいです。
LE_PONTを通して読者に届けたいことを教えてください
仕事とプライベートのバランスを大切にして欲しいです。
当院では健康経営を通じて、様々な効果を実感してきました。ただ、これを自社だけではなく、多くの企業様に届けるのも私たちの役目です。
これから健康経営に取り組む企業様も、健康経営をサポートする企業様にとっても「自社がロールモデルになる」と思って活動しております。
だからこそ、現状に留まることなく、常により良い健康経営を追及していきたいです。そして、日本中の企業で働く従業員が健康に働けたらいいなと思います。もし、一緒に挑戦したい企業様がいましたら、ぜひ一緒に頑張りましょう。
これから、そしてこれからも一緒に働く従業員の方々へ!
従業員には、仕事とプライベートのバランスを大切にして欲しいです。当院はオンとオフをしっかりと切り替え、仕事に集中しつつも、プライベートの時間も確保することを目指しています。
健康経営を通じて、プライベートでは健康にイキイキとした時間を、仕事では専門職としてのやりがいを感じながら働いていただきたいです。そして、バランスの取れた生活を送りながら、職場の仲間と協力していきたいと思います。
その環境を作り出すためにも、当院では健康経営を継続していくつもりです。バランスの取れた働き方を重視するスタッフを歓迎し、職場全体の健康と満足度を向上させる取り組みを進めています。
\ 川口脳神経外科リハビリクリニックに興味のある方 /