株式会社木元省美堂
70年以上の経験を活かし、印刷からデジタルまであらゆる媒体を取り扱い、顧客のニーズに応じた最適な情報発信手段を提供している株式会社木元省美堂。情報発信の戦略立案からコンテンツやデザインの設計、媒体の制作までを一貫して手掛け、お客様のニーズに合わせた「情報発信支援サービス」を展開しています。
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LE_PONTmediaでは、健康経営に取り組む「働きやすい職場づくり」に挑戦した企業様を取材しております。
今回は「株式会社木元省美堂」さんを取材させて頂きました!
- 労働時間の見直しから始まった健康経営
- 社員の健康なくして会社の成長なし!
- 小さな習慣が大きな成果を生み出す!?
株式会社木元省美堂について
顧客のニーズに合わせた情報発信手段を提供しています。
株式会社木元省美堂は、企業の情報発信を総合的に支援し、ビジネスの成果向上をサポートする専門企業です。情報発信の戦略立案からコンテンツやデザインの設計、媒体の制作までを一貫して手掛け、お客様のニーズに合わせた「情報発信支援サービス」を展開しています。
情報発信において「発信戦略の立案」「情報設計」「媒体制作」の3階層からなるサービス提供を行っており、これにより企業の情報発信活動を網羅的に支援する仕組みを構築しています。
とくに当社の強みは、幅広い媒体の対応力です。印刷媒体からデジタル媒体まで、さまざまなツールを提供可能としています。会社案内や商品カタログといった従来の印刷物だけでなく、ダウンロード用のデジタル資料など、顧客との接点に応じた情報ツールを柔軟に提供します。
また、当社のサービスは、単にツールを提供するだけでなく、継続的な支援を通じてお客様の情報発信の実行力を高めることに注力しています。これにより、企業は持続的に情報発信を行うための基盤を確立し、成長を続けるための強力なパートナーとして、顧客のビジネス成功を支援し続けることが可能です。
さらに、企業の必須ツールであるWebサイトの制作にも対応し、中小企業特有の課題を解決するためのWebサイト構築や改善、運用サポートまで提供しています。
これからも70年以上の経験を活かし、印刷からデジタルまであらゆる媒体を取り扱い、顧客のニーズに応じた最適な情報発信手段を提供していきます。
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健康経営を始めたきっかけを教えてください
社長の交代により、社風が大きく変わりました。
健康経営を本格的に導入したきっかけは、2014年10月に社長が交代したことにあります。印刷業という業界特有の繁忙期や締め切りに縛られ「お客さまのために!」と残業が当たり前になってしまっていました。
それまでの「残業が美徳」という旧来の企業文化を大きく変える決断をしたのが、現在の社長です。社員が心身ともに健康でなければ、長期的な業績向上は見込めないと判断し、まずは残業削減を最初の大きな一歩として取り組みました。
最初は社員たちも半信半疑でしたが「ノー残業デー」を導入し、労働時間の適正化に努めました。「ノー残業デー」導入当初は社員の反発も多かったのですが、それでも、少しずつ定着を目指していき、少しずつ社員への理解を深めていきました。
ただ、お客様のニーズに対応する形で、どうしても残業が必要な場合には例外的に残業を認める制度も取り入れ、柔軟な対応を行いました。この取り組みが「健康経営」を始める第一歩となったと思います。
並行して、健康に関する様々な取り組みを取り入れていくことで、自然に健康に対する意識が社内全体に広がり、2018年には全国印刷工業健康保険組合の「銀の認定」を取得。2023年には健康経営優良法人の認定を受け、これまでの取り組みが実を結ぶ形となりました。
これらの認定は、社内での取り組みが外部からも評価された証だと誇りに思います。これからも「社員が心身ともに健康で働ける会社」を目指し、働きやすい環境を整えていきたいです。
健康経営を始めてみた感想を教えてください
さまざまな挑戦をし、常に社員の健康に繋がるものを考えていました。
前述した様に当社では、社員の健康のために、食・運動・生活習慣・禁煙・ガン対策等、様々な取り組みに挑戦してきました。しかし、すべての取り組みが順風満帆に進んだわけではありません。実際にうまくいかなかった取り組みも存在します。
とくに難しく感じたのは「禁煙」に対する取り組みです。禁煙という長年の習慣を変えるのは容易なことではなく、キャンペーンだけで、社員の意思を変えるのはとても難しいと感じました。
禁煙に成功した例は、健康診断などで深刻な健康リスクが指摘された社員に限られており、キャンペーンだけでは十分な効果は得られませんでした。この経験から、より個別的で効果的なアプローチが必要だと実感しています。
- 食事:スマートミール弁当の導入(仕出し弁当として)
- 食事:社内自販機の飲み物をお茶、水、健康飲料等に変更
- 食事:「食」のキャンペーンイベント実施
- 運動:月1回のヨガ時間設定(全体朝礼時)
- 運動:年2回程度のウォーキングキャンペーン実施
- 生活習慣:毎週水曜日「ノー残業デイ」の導入
- 禁煙:禁煙キャンペーン実施
- ガン対策:「WorkingRIBBON80%チャレンジ」参加
- 毎週水曜日に社内SNSにて「ワンポイント健康情報」発信
ウォーキングキャンペーンや食事改善イベントは、社員から好評です。とくにウォーキングキャンペーンでは、参加者に小さなインセンティブを設けることで参加率が向上し、年々その数が増えています。これからも定期的に開催予定です。
また、毎週水曜日に社内SNSにて「ワンポイント健康情報」を発信し、健康に関する意識づけを促進中です。こちらも、社員の健康には欠かせない取り組みの1つです。
このように、社員自身が楽しみながら参加できるイベントや日々の取り組みを続けることで、健康に対する意識が少しずつ変わってきていると感じます。
健康経営が効果的に感じることについてを教えてください
労働時間の削減と社員の健康意識が改善されました。
健康経営を進める上で、とくに大きな変化を感じたのは「労働時間の削減」です。2018年に導入されたノー残業デイが浸透し、社員のワークライフバランスが大幅に改善しました。
以前は一人あたり月平均で35時間程の残業が発生していましたが、2022年には27時間まで削減され、時間管理に対する意識が変わりました。働く時間を減らすことで、個々の生産性が向上し、効率的に仕事を進められる環境が整いつつあります。
また健康経営の取り組みを始めてから、社員一人ひとりの健康意識が確実に向上しました。身体と心の健康に対する意識が高まり、社員自身が自主的に健康管理に取り組むようになっています。
昨年からは数値化も意識し、健康に関するアンケートも実施するようになりました。すると、身体の健康に対する意識が86.6%から88.3%へと向上していました。また心の健康に関しては、79.7%から86.7%と大幅に向上し、社員が精神的な健康にも関心を寄せるようになっています。
こうした健康経営の取り組みにより、社員が自分自身の健康に気を配り、それが実際の行動となり習慣化されるといった、プラスのスパイラルが少しずつ形成されてきました。これからも健康経営を通じて、仕事も、プライベートも、健康的に過ごせる社員が増えたら嬉しいです。
健康経営の活動に詰まっている想いを教えてください
安心してイキイキ働ける職場づくりを目指していきます。
当社は「社員の健康なくして会社の成長なし」という信念があります。社員が健康であることが、企業の生産性や成長に直結すると考えているのです。
これまでの経験からも、社員一人ひとりが心身ともに健康であることが、職場全体の士気やパフォーマンスを向上させる要因だと強く感じています。だからこそ、健康経営の取り組みを信じて、挑戦し続けてきました。
健康経営だけでなく、人材育成や企業風土づくりも大切にしています。
また当社は、社員の皆さんが心身共に健康で、安心して、いきいきと、自分の仕事に誇りとやりがいを持って働ける、働き易い職場作りを目指しています。
そのために、健康経営を始めとして、コミュニケーションの活性化や人材育成、企業風土の醸成にも力を入れているのです。社員同士が自由に意見を交わし、新しいアイデアや取り組みが生まれる風土を作ることで、企業全体が成長し続ける基盤を整えています。
LE_PONTを通して読者に届けたいことを教えてください
社員の健康なくして会社の成長なし!
この取材記事を通して、健康経営を考えている企業に対して、当社の取り組みが少しでも参考になれば幸いです。健康経営は、単に制度を導入するだけではなく、企業全体の文化や風土を変えていく必要があります。
ただ、健康経営は決して特別な取り組みではありません。私たちも、小さな取り組みやできることから始めました。そして、日常的な小さな取り組みの積み重ねが、大きな成果を生むということを知っていただきたいです。
私たちの取り組みが、他の企業にとってヒントやアイデアになることを願っています。
「社員の健康なくして会社の成長なし」
これからも、私たちは社員が心身ともに健康で働ける環境作りに努め、企業全体の成長と社員の幸福を実現していきたいと考えています。そして、同じように健康経営を目指す企業とともに、この取り組みを広めていきたいです。
株式会社木元省美堂で働きたい方も、一緒により良い社会を創造したい企業さまも、ご気軽にお声掛けください。ともに成長できることを心より願っています。
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