株式会社タニタヘルスリンク
株式会社タニタヘルスリンクは「日本をもっと健康に!」というスローガンのもと、科学的根拠にもとづいた健康サービスを提供する企業です。そして、企業の健康経営や自治体の健康まちづくりで多くの導入実績のある「タニタ健康プログラム」を中心に社会全体の健康づくりに貢献し続けています。
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LE_PONTmediaでは、健康経営に取り組む「働きやすい職場づくり」に挑戦した企業様を取材しております。
今回は「株式会社タニタヘルスリンク」さんを取材させて頂きました!
- 代表取締役自らが、健康経営の旗振り役を!?
- 長年の経験から培ってできた「タニタ健康プログラム」とは?
- 日本をもっと健康に!
株式会社タニタヘルスリンクについて
社会全体の健康づくりをサポートしています。
私たち株式会社タニタヘルスリンクは「日本をもっと健康に!」というスローガンのもと、科学的根拠にもとづいた健康サービスを提供中です。そして、スローガンに「日本をもっと健康に!」を掲げ、国民一人ひとりが健康を「自分ごと化」し、「自分の健康は自分で守る社会」の実現を目指しています。
ただ、健康に無関心な方や健康の重要性を感じていない方が、まだまだ多いのが現状です。そのため弊社では、さまざまな生活スタイルや健康データから「簡単・楽しい・ 続けたい」と思える健康サービスを提供することを心がけています。
その中でも代表的なサービスが「タニタ健康プログラム」です。このプログラムは、弊社の健康経営の取り組みが起点となって生まれたもので、我々の健康経営の集大成とも言えるサービスとなります。「①はかる→②わかる→③きづく→④かわる」の健康づくりのPDCAサイクルにもとづき、楽しく簡単に健康習慣を身につけられるよう工夫されていることが特徴です。今では、多くの企業や自治体に導入され、社員や地域住民の健康づくりをサポートしています。
これからも弊社は、子どもや孫の世代が、私たち以上に幸せに暮らし続けられる社会であるため、社会全体の健康づくりに貢献し続けていきたいと考えています。そのためにも、思いを同じくする皆さまと手を携えながら努力していく所存です。
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健康経営を始めたきっかけを教えてください
社員の健康の「見える化」を図りました。
弊社が健康経営に取り組み始めたきっかけは、2008年に特定健康診断制度が開始されたことと、メタボリックシンドロームが企業経営におけるリスクとして注目されたことにあります。
そこで、社員の健康状態の「見える化」を図り、継続的な健康づくりを行う環境を整備しようと考え、グループの中核企業であるタニタを中心に社員向け健康プロジェクトをスタートさせたのが始まりです。
取り組みの一例では、社員証と一体化した通信機能搭載の活動量計のほか、オフィス内に体組成計や血圧計を設置し、日々の歩数や体組成データを計測できる環境を整えました。これにより、日々の歩数のほか、体重や体脂肪率といった体組成の変化の推移をパソコンやスマホで確認でき、運動やからだの状態の「見える化」を可能としたのです。
また、楽しみながら続けられる工夫は重要だと感じており、計測した歩数データをもとに、歩数ランキングやバーチャルウオーキングラリーといったゲーミフィケーション要素を取り入れ、社員同士が競い合うことで健康習慣の定着を図っています。この取り組みは、健康無関心層にアプローチできることから、ポピュレーションアプローチの一つとして有効な施策であると考えています。
弊社の健康経営は、こうした生活行動上に無理なく健康づくりを取り入れられるように設計されています。そして今では、社員の健康が生産性向上に直結するという考えのもとで推進され、健康経営の礎となっているのです。
健康経営を始めてみた感想を教えてください
健康経営はコストではなく企業の成長を促す重要なピース。
健康経営を推進するにあたり、代表取締役社長が「健康管理最高責任者(Chief Health Officer)」として取り組んでいます。健康宣言を掲げ、組織のトップ自らが健康づくりの旗振り役となっているのです。そのため、会社として「健康経営に取り組んでいくぞ!」という想いを全社員に伝えることができたと思います。
この体制をとって健康経営に取り組んだことで、社員一人ひとりが「健康経営」に対する理解を深めて関心を高める契機となり、日常的に健康を意識することにつながりました。また、日々の健康状態を「見える化」することで、社員が自らのからだや運動の状態に気づき、健康的な生活習慣に変えることで、自らの健康状態に意識を向け、行動変容につながる仕組みが確立されました。
- ウオーキングラリーの定期開催(社員同士で歩数を競争)
- 1日に複数回の定時的な体操をテレワークでも参加できるようリモートで実施
- オフィス内に計測ルーム(体組成計・血圧計)の設置
- 健康に配慮した食事が摂れる環境整備と食費補助
- 健康保険組合の事業を活用し、小児科医・産婦人科医・助産師に無料相談ができるオンライン窓口を開設
- AIによる将来の健康リスク予測にもとづいた生活習慣の改善方法を提供
- 健康セミナーの開催
- ストレスチェックの実施
- 長時間労働対策
- 女性の健康づくり・活躍推進
- フレックスタイム制や時間有給制に加えて「一時外出制度」導入
- 生理休暇、時間単位での休暇取得も可能
- 小児科医・産婦人科医・助産師に無料相談ができるオンライン窓口を開設
弊社では、健康経営に取り組んで以降、社員の健康意識や会社全体の生産性が向上していることを実感しています。またこの結果から、睡眠の質が改善した社員の割合が増えたり、適正体重者が有意に増加してメタボリックシンドロームの割合が減少したりすることができています。
このほかにも、健康面だけでなく、仕事のパフォーマンスやワークエンゲージメントの向上も見られました。こうしたことから、健康経営の取り組みは、単なるコストではなく、企業の成長を促す重要なピースだと実感しています。
健康経営が効果的に感じることについて教えてください
社外からも評価をいただいています。
健康経営の効果は組織全体にも波及しています。社員同士が健康をテーマに話し合う機会が増え、普段は接点の少ない他部署の社員とのコミュニケーションも活性化されました。
このことで社内の一体感が高まり、職場環境の改善にもつながっています。そして結果的に、社員の健康意識が高まるだけでなく、生産性の向上につなげることができました。
また、弊社の取り組みは社外からの評価も受けることができています。例えば、健康経営優良法人認定においては、大規模法人部門・中小規模法人部門の2部門を通じて、2019年より6年連続で認定されており、直近では「健康経営優良法人2024」に加えて、経済産業省が実施する健康経営度調査結果で上位500法人のみに与えられる「ブライト500」にも選ばれています。
このほか、スポーツ庁からスポーツを通じて積極的に従業員の健康増進に努める企業であるとして「スポーツエールカンパニー2024」として認定を受けました。さらに、東京都からも従業員のスポーツ活動の促進に向けて優れた取り組みをしているとして「令和5年度東京都スポーツ推進企業」に認定を取得することができたのです。
働きやすい環境づくりにも役立っています。
さらに、弊社は「ウェルビーイング」を目指した総合的なサポート体制を構築し、社員の「からだ」「こころ」「はたらきがい」「しゃかい」の4つの側面を多角的に支援しています。
例えば、「からだ」の健康には運動や食生活の改善を促し、「こころ」の健康にはストレスチェックやカウンセリング、メンタルヘルスサポートを提供。「はたらきがい」を生む職場環境や、柔軟な働き方を支援する制度などを積極的に導入しています。
弊社は、社員の心身両面の健康を守りつつ、多角的な支援から働きやすい環境づくりをこれからも目指していきます。
健康経営の活動に詰まっている想いを教えてください
社員の「からだ」と「こころ」の健康づくりをサポート。
弊社では「健康経営」を人的資本経営の重要な柱と位置づけ、社員が働きやすい環境を整えています。働きやすい環境を整えることで、社員の「からだ」と「こころ」の健康をサポートすることに尽力しているのです。
また、弊社の健康経営方針には「従業員は自社サービスの一番のファンであること」という信念が込められています。社員自身がサービスを利用し、効果を実感することで、健康サービスの価値を自ら体現する役割を担っているのです。
自社で培ってきたノウハウを他の企業さまにもお届けしています。
弊社の健康経営は、自社だけにとどまらず、健康経営で効果が確認できた施策をパッケージにしたサービスを「タニタ健康プログラム」として、社員や住民の健康づくりを志向する企業や自治体の皆さまに提供しています。
楽しみながら継続することができる「ウオーキングラリー」や計測データの記録や健康づくりに役立つ情報を発信する「からだカルテ」、生活習慣病予防を支援する「ミライフ」など、充実した健康経営サポートを可能にしています。
これは、長年にわたる弊社の健康経営で培ったノウハウを結集した「タニタ健康プログラム」だからこそできるサポートです。健康経営の推進にあたっての悩みや課題を解決するコンテンツや機能が揃っています。
これからも弊社は、健康経営を実践する企業の模範となり、社会全体の健康増進に貢献することを目指していきます。
LE_PONTを通して読者に届けたいことを教えてください
日本をもっと健康にしていきます!
弊社では「日本をもっと健康に!」というスローガンのもと、社員の健康が企業の持続的な成長と社会的価値の向上に寄与するという考え方を実践しています。また単なる健康だけではなく、社員のウェルビーイング(幸福)を追求することを目指しているのです。
その理想を実現するためにも「健康経営」は、重要な1つのピースだと考えています。「楽しく、続けられる」という考えのもと、社員が自主的に健康づくりに取り組む仕組みを追求していきたいです。
そして弊社が提供する「タニタ健康プログラム」は、我々の健康経営の実践を通じて得られたノウハウや成功モデルをサービスメニュー化して、利用者の健康課題に応じて自由にカスタマイズできるようにしています。ぜひ健康経営に取り組む皆さまにご利用いただければと考えています。
そのためにも、健康経営が企業や社員に与える実質的な効果と、その価値をこれからも伝えていきます。健康経営に取り組む企業が増え、社員一人ひとりが健康で充実した職場生活を送れる環境が広がる一助となれば嬉しいです。
弊社は、社員の心身両面の健康を守っていきます。そして、社会に向けた健康サポートの模範企業を目指し、さらなる取り組みを続けていく所存です。
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